ホットクックとヘルシオでつくるごはん日記

調理家電だけで作る我が家の食卓記録。

高齢の母が愛してやまない、「ヘルシオで作る焼き野菜」

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いつ食べても絶対おいしい「定番焼き野菜」
焦げるまでしっかり焼くのではなく、
表面がパリッとなる程度に加熱をとどめる
水分が飛んで味が濃縮され、野菜本来の甘味とうまみが際立つ

高齢の母は歯が弱い。

硬いものがあまり好きではない。

母に「ヘルシ オまかせて調理 蒸す・ゆでる」した野菜を出しても、

時と場合により、食感が悪い、飲み込みづらい、と言われる。

 

うむ。

 

この野菜の硬さを保つのは食物繊維の仕業である。

食物繊維は炭水化物の一つ。

(よく食品のパッケージにあるが、食物繊維+糖質=炭水化物)

 

食物繊維は大きなデンプン分子。

野菜を柔らかく、繊維が口に残らない程度にするには、このデンプン分子を小さな分子に分解させることが必要なのだ。

 

デンプン分子を小さく、その問題を解くために色々とネットで情報収集したり、日々の調理を試したりした。 そんな時、ある文献を発見する。

「加熱時間15分、加熱温度を25~240℃として熱負荷を与えた後の加熱温度と強度の関係について」「加熱温度160℃までは強度低下は緩やかであるのに対し、180℃以上では著しく強度が低下する」(抜粋)

繊維学会誌ファイバー「食物繊維の熱劣化による変色と強度変化」2014

とあったのだ。
突然頭の中の回路がつながり、あれとこれを組み合わせると美味しくできるのではないかと気づいた。 
柔らかく煮たり、蒸したり、水を使った加熱は温度が100℃にしか上がらない。その結果、大きな分子のままで、繊維が硬く、食べにくい、のではないのだろうか。

それならば、「蒸してから、温度180℃で15分焼く」!

「ヘルシ オで作る焼き野菜」 

1)野菜を準備する

冷凍カボチャ、生ピーマン、冷凍コーン、冷凍グリンピース、冷凍さや いんげん、まいたけなどを準備。

冷凍のものは、蛇口の下で水をかけ、解凍した状態で使用している。

食べやすい大きさにカットする。

2)ヘルシ オで野菜を蒸す

水タンクに水を入れる。(水位を2に合わせる)

1の野菜を金属製のザルに並べ、ヘルシ オに入れ、加熱する。

ヘルシ オ設定

まかせて調理 ⇒ 蒸す・ゆでる(約15分) ⇒ スタート

    ⇒量が多い時やイモ類・根菜類は強めを選択

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加熱前(左)と加熱後(右)の様子

3)ヘルシ オで野菜を焼く

2の蒸し野菜を、耐熱容器に移し、広げて(または、角皿にアルミホイルやクッキングシートを敷き、広げて)、角皿をヘルシ オの上段に入れる。

ヘルシ オ設定

手動調理 ⇒  ウォーターオーブン・予熱なし・180℃・15分 ⇒ スタート

補足(2021年7月)

焼き野菜を作る際、「短時間×高温加熱」、「じっくり×低温加熱」のどちらが食味が優れているのか検証した結果、「短時間×高温加熱」の方がおいしいという判断に至る。

そこで現在の設定はさらに70℃温度を上げ、時間を5分短縮している。

ヘルシ オ設定

手動調理 ⇒  ウォーターオーブン・予熱なし・250℃・10分 ⇒ スタート

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加熱前(左)と加熱後(右)の様子

4)完成

皿に盛り付け、お好みのドレッシングなどかける。

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蒸した後にグリルすることで、中はやわらかく
表面はパリッとした食感になる(右)

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焼き野菜はわが家の定番。本日は玄米ご飯添えです。
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