スルトンを型にすればケーキが均一に焼け、スルっと取れる「ヘルシオで作る全粒粉の豆だくさん ケークサレ 」
パンやケーキ、ペイストリーなど、オーブン焼きの粉モノはむずかしい。
これを攻略するには知識と練習が必要である。
粉とその扱いがまだまだ不慣れで、経験値不足だからだ。
小麦粉についてもっと知らなくてはならない。
今後の課題を見つけた今回のケー クサレ。
このレシピが、これからの粉モノ焼きレシピの礎となるだろう。
「ヘルシ オで作る全粒粉の豆だくさん ケー クサレ 」
材料
◯ロースト玉ねぎ 120g 粗いみじん切り(生150gを焼いたり、炒めたりしたもの)
◯冷凍グリンピース 40g
◯大豆 100g(蒸し大豆、水煮大豆など)
◯小豆 100g(蒸しあずき、ゆであずきなど、砂糖不使用のものが望ましい)
◯冷凍コーン 90g
◯全粒粉(小麦粉) 120g 国産小麦粉使用
◯薄力粉(小麦粉) 120g 国産小麦粉使用
◯ベーキングパウダー 大さじ1/2
◯アップルソース 90g(砂糖不使用のものが望ましい)
◯メイプルシロップ 大さじ3
◯豆乳 120ml
1)野菜の下処理をする
金属製のザルに冷凍野菜、豆類を広げ、角皿に置き、ヘルシ オの庫内上段に設置する。 ヘルシ オ設定
手動メニュー ⇒ ソフト蒸し90℃・6分 ⇒ スタート
2)生地を作る、ヘルシ オを予熱する
ヘルシ オを予熱する。
ヘルシ オ設定
手動 ⇒ ウォーターオーブン・180℃・予熱あり ⇒ スタート
全粒粉、薄力粉、ベーキングパウダーをボウルに入れ、泡だて器でよく混ぜておく。
豆乳、アップルソース、メイプルシロップを容器に入れよく混ぜ、液を作っておく。
液と下処理した野菜を小麦粉のボウルに加えてさっくり混ぜ、生地を作る。
できた生地を焼き型(角型食パン用の型"スル トン"使用)に入れる。
3)ヘルシ オで加熱する
予熱完了後、焼き型を角皿に置き、ヘルシ オの下段に入れる。
ヘルシ オ設定
ウォーターオーブン・180℃・35分 ⇒ スタート
4)焼き上がりをチェックして、完成
加熱完了後、竹串を刺して何もついてこなければ完成。まだ焼き足りない場合は、延長する。
しっかり焼けたら、網の上で少し冷まし、食べやすい大きさに切って完成。
「乳製品なしのレモンホイップ」
※ケー クサレに添えたホイップ
材料
◯絹ごし豆腐 300グラム(水切りしておく)
◯デーツシロップ 大さじ2
◯バニラエッセンス 10滴
◯レモン汁 大さじ2 (レモン1/2個分を絞る)
1)材料を用意して撹拌する
材料を準備して、ハンドブレンダーやミキサーでなめらかにする。
2)完成
なめらかになったら完成、冷蔵庫で冷やしておく。
おいしいケーキとはみずみずしさがあってかるく、口の中で溶けるという食感である。
かるくするには空気をたっぷり含ませる。
口の中でとろけるようにするためには、空気を含んだ壁がすぐに溶けるようにする。しかし崩れ落ちない程度の強度があるように仕込まなければならない。
おいしいケーキをつくるために必要なこと
- 空気をたっぷり含ませるために、小さな泡をたくさんつくる
- 空気の泡と泡を仕切っている壁をうすくしつつ、粉で補強する
- 甘味や酸味、塩気などのバランスが良い味付け
今回のケーキには、かろやかさがまだまだ不十分であった。
油脂を使っていないことが原因なのではないかと考えている。
油脂を使わずに、たくさん作った小さい泡と泡を仕切っている壁をうすくして、きめの細かい口どけの良さをどう作り出すのか、今後検討していきたい。
オーブンで焼き菓子を作るとき、厄介なことがある。
菓子の焼き型の内側にバターを塗ったり、小麦粉を薄くまぶしたり、内側にクッキングシートを敷いたりと、「名もなき下準備」をするのは結構めんどくさい。
そこで、今回使用した食パン型の「スル トン」の登場である。
「スル トン」は、内側がフッ素樹脂コート、外側は耐熱塗装で熱伝導が良い焼き型だ。ふっくら焼き上がった後、スルっと型からすべり落ちるように取れ、生産効率がアップするという優れもの。
もちろん、後片づけも簡単で焦げ付きやこびりつきがなく、使用後は布で拭くだけで簡単に汚れも落ちる。
本来の食パン型としての使い方ではないが、焼き菓子にも、もちろんその効果を発揮してくれた。
焼きたてのケー クサレも気持ちいいくらい、スルっと取れる。
スル トンを手前にかたむけるだけであっさりとケー クサレが外れた。
ああ、これでパンや焼き菓子を作るときの、あのストレスから解放される。
今後の活躍も期待される。