ヘルシ オで野菜炒め(特に葉野菜の炒めもの)をするといつも失敗していた。
野菜炒めに求める理想像
- シャキシャキした食感で、水が出ない、べっちゃりしていない
- 野菜が鮮やかな色できれい、食卓に彩りをもたらしてくれる
- ほんのり焼き色(焦げ目)がついていて、香ばしい味がする
そこで理想の野菜炒めに近づけるべく、問題点の解決法をヘルシ オ付属の公式クックブックに求め、すみずみまで熟読し、今回の青菜の野菜炒めに至る。
「小松菜とニンジンとまいたけのヘルシ オ炒め」
材料(2人前)
◯ニンジン 60g 千切りする
◯玉ねぎ 60g くし切りする
◯ピーマン 60g 細切りする
◯まいたけ 130g かたい部分を取り除いて手で分ける
◯冷凍コーン 60g
◯小松菜 70g (1/2束)食べやすい大きさにザク切りする
◯味付けはご家庭の味でどうぞ。
◯付属の角皿2枚、調理網2枚 使用
◯グリルシート(焼き物用メッシュシート)使用
1)材料を準備して、角皿1枚目の野菜をヘルシ オで下処理する
角皿1枚目
ニンジン、玉ねぎ、ピーマン、まいたけ、冷凍コーンを準備して調理網の上にならべる。(細かいものが下に落ちるのを防ぐため、グリルシートを敷いている)
ヘルシ オの上段に角皿を設置して、加熱する。
ヘルシ オ設定
手動メニュー ⇒ ソフト蒸し90℃・9分 ⇒ スタート
角皿2枚目
1枚目の角皿の野菜を加熱している間に、2枚目の角皿にクッキングシートを敷いて、角皿の中央に小松菜をならべる。
※小松菜の葉の上に軸を重ねる、地層のように重ねる理由
葉物野菜の葉の部分は焦げやすい。
ヘルシ オ(グリル機能)の熱源は上にあり、上からの放射熱で食品が温まる。
そして、温まりすぎると焦げる。
これは、太陽の熱が上から下に降り注ぐことと似ている。焦げないようにするためには、熱を遮断する帽子や日傘といった覆い(おおい)が必要だ。
熱から小松菜の葉を守るため、上に小松菜の軸をおいて覆いにする。
2)角皿1枚目と2枚目を合わせて、ヘルシ オで加熱する
1枚目の角皿の加熱が終わったら、ニンジン、玉ねぎ、ピーマンの半量、コーンの半量をのせた調理網を、角皿2枚目の小松菜の上に重ねて設置する。
角皿2枚目の空いている部分に残りの野菜をならべる。
ヘルシ オの上段に角皿を入れ、加熱する。
ヘルシ オ設定
あぶりメニュー ⇒ フルーツグリル(9分) ⇒ スタート
(手動調理 ⇒ あぶりやき・焼き色エリア広め・9分 ⇒ スタート)
3)調味料を加え、混ぜて完成
加熱後、調理網にのっている野菜とクッキングシートの上の野菜を合わせ、調味料を加え、混ぜ合わせて完成。
※調味料は加熱後に加える
野菜の緑色はクロロ フィルと呼ばれる色素による。クロロ フィルは酸性の状況下で色が変化する。しょうゆ、味噌、酒などの調味料、だしなど、すべて酸性なので、普通に調味してから加熱すると退色して、緑の野菜は茶色っぽく変色しておいしそうに見えない。
酸性の状況下におかれる時間を少しでも減らすため、盛り付ける直前に調味する。
今まで野菜炒めはホットクックの仕事だったが、これからはヘルシ オにもまかせられそうで、実に楽しい。
今回の方法はよくおいしいと言われている「軽く蒸してから、焼き目をつけるとおいしい」という手法を使っている。
「勝間式超ロジカル料理」を上梓された勝間 和代さんがおっしゃる通り、オーブン料理で仕上げた野菜はおいしい。
オーブン(ヘルシ オ)で仕上げると、野菜炒めが汁っぽくならない。
野菜の中から水分が出ないということは、旨味が外に溶け出さない。
これがおいしさの秘密なのだろう。