ホットクックとヘルシオでつくるごはん日記

調理家電だけで作る我が家の食卓記録。

自動メニューで簡単!甘さを引き出す無水調理でおいしい「ホットクックで作るアフリカ風シチュー」

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スパイシーな味の中に
ひよ こ豆、トマト、玉ねぎ、パプリカの
素朴な甘みが互いに引き立てあう複雑なおいしさ

食事はさながら美術鑑賞のようだ。 感覚が総動員される。

食事をするとき、まずは視覚、目で色を楽しむ。

よい香りが食欲を喚起する。

口にいれれば、舌のセンサー味蕾(みらい)と鼻のセンサーで風味を感じる。

食品をかんだ時に出る音や食感も食の楽しみである。

今日の料理は調味に使用したのは、スパイスのみ。

しかし、ホットクックが無水調理で引き出したいくつかの食材から得られる甘味は複雑で、足し算どころではない風味を感じる。

赤い色、スパイスの香り、舌も鼻も満足する風味、音、食感、五感で楽しめる味だと思う。

「ホットクックで作るアフリカ風シチュー」

材料

◯玉ねぎ 150g 粗いみじん切り

◯パプリカ 100g 角切り

◯にんじん 100g さいの目切り

◯トマト缶 1/2缶(200g)

◯さやいんげ ん 60 g 3~5等分

◯ひ よこ豆(蒸しひ よこ豆、ひ よこ豆の水煮など)100g

◯さつまいも(冷凍焼き芋)50g

◯カレー粉 大さじ1

◯シナモン 大さじ1/4

1)材料を準備して、内鍋に入れる

玉ねぎ、パプリカ、にんじん、さやいんげ ん、ひ よこ豆、トマト、さつまいもをホットクックの内鍋に入れる 。

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内鍋に野菜を入れる、水は加えない

2)ホットクックで加熱する

内鍋を本体にセットする。

ホットクック設定

自動メニュー ⇒ 白菜と豚バラの重ね煮(30分) ⇒ スタート

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加熱後の様子

3)スパイスを加えて、完成

加熱後、フタを開けて、カレー粉、シナモンを加えて、全体を混ぜ合わせる。

器に盛って完成。

 

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加熱後、スパイスを入れて混ぜ合わせる

味覚は生物の生存にとって無くてはならない感覚として進化してきた。

基本の味覚には5種類あって、 甘味、酸味、苦味、塩味の4つと、日本ではなじみ深いうま味(出汁のうまみ)である。

人は甘味・うま味・マイルドな塩味を好み、苦味・酸味・強い塩味を嫌うように遺伝子レベルで組み込まれている。

からだにとって必要な栄養になるものをおいしいと感じることで好ましいもの⇒食べたいと判断する。

一方で、毒になるものはまずいと感じることで嫌いなもの⇒食べたくない、とコント ロールされるらしい。

遠く古、かのアリスト テレスも「すべての生き物は甘さから栄養を得る」と言ったとされるが、甘味がエネルギー源であることはよく知られている。

甘さを感じ、おいしいと判断する能力は、エネルギー源である糖が含まれる食べ物を効率良く検知するための探知機のようなものである。

種の生存のため、生き残るため、「甘い=おいしい」と感じて、自らすすんでエネルギー源を食べ続けるように進化してきた。

進化した結果、人間は甘いものには目がないのである。

よって、甘さを引き出す料理は個人差はあるものの、おおよそおいしいと感じてもらえる。

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主菜のシチューは辛味と甘味が強い、
副菜の小松菜は苦味、キャベツ蒸しは甘酸っぱい仕上がり

ところで、猫は甘いものを好まない。

肉食動物への進化の過程で、糖を含む果物などを食物の選択肢の中から外したのだ。

生き残るために甘味を感じる必要性が失われ、ついには甘味センサーは退化し機能を失うことになった、というわけだ。

まあ、甘味がどうだ、料理の風味がどうだと、普段はあまり気にはならない。

とにかくおいしければよいのだから。