低温じっくり加熱で甘味最高に!シンプルに究める!「ヘルシオで作る低温ローストトマト」
本当においしいものとは何か、わかったふりをせず、悩み続けている。
その問いの答えになるかどうかはわからないが、ヘルシ オやホットクックという調理家電の失敗ない加熱方法に出会ってから、一つ分かったことがある。
その具材、素材がその中に持っているモノを生かす加熱だけで十分おいしい。
素材の持つ成分をうまく生かす加熱方法を工夫すれば、シンプルだが飽きのこない味ができるのでは、と思う。
おいしいものに、調味料はいらない。
「ヘルシ オで作る低温ローストトマト」
材料(2人分)
ローストトマト
◯トマト 4~5個 縦半分に切る
トマトソース
◯トマト缶 1缶 390g カットトマトタイプ・紙パック容器使用
◯デーツシロップ 小さじ1
◯おろしニンニク 小さじ1
1)材料を準備する、ヘルシ オで加熱する
ヘルシ オを予熱する。
ヘルシ オ設定
手動 ⇒ ウォーターオーブン・150℃・予熱あり ⇒ スタート
ヘルシ オを予熱している間に、トマトを準備し、耐熱容器(取っ手のないフライパン)にならべる。
予熱完了後、耐熱容器を角皿に置き、ヘルシ オの下段に入れる。
ヘルシ オ設定
ウォーターオーブン・150℃・1時間30分 ⇒ スタート
2)ホットクックでソースを作る
ソースの材料をホットクックの内鍋に入れる。
ホットクック本体にまぜ技ユニットと内鍋をセットする。
ホットクック設定
手動メニュー ⇒ スープ・まぜる(5分) ⇒ スタート
3)盛り付けて完成
1の加熱が完了したら、トマトの皮を取り除く。耐熱容器にこびりついている茶色く変質したトマトの果汁を少量の水に溶かしながらこそげ落とす。これを2で作ったソースに混ぜ込む。
皿にごはんを盛りつけ、2のソースをかけ、その上に1を盛って完成。
今回は、夏野菜の代表「トマト」を使って。
トマトといえば、強い抗酸化作用を持つ「リコ ピン」のイメージが大きいが、おいしさを生み出すうま味成分、遊離アミノ 酸(グルタミン 酸、アス パラギン 酸)も多く含まれている。
(トマトの遊離アミノ 酸構成比率と「しょうゆ」のそれはよく似ているらしく、おいしいものは相通ずる。)
核 酸系のうま味(グアニル 酸やアデニル 酸)もトマトには含まれており、これらがオーブン調理で増加(約1.8倍)することも報告されている。(グアニル 酸増加の最適温度は、50~60°C)
じっくり低温で長時間加熱し、水分量を減らすことでうま味成分も濃縮され、さらなるうま味の相乗効果も期待されるにちがいない。
生でいただくより格段にうまくなるはずだ、と思った。
後記
前回の投稿でたくさんの方々が読者になっていただき、大変ありがとうございます。
何を書けば満足していただけるのかと追い詰められ、身動きが取れなくなっております。
書けば書くほど、空っぽになり、無力を知りますが、書き続けます。