マッシュポテトとキャベツを使って作るアイルランド家庭料理「ホットクックとヘルシオで作るしいたけコルカノン」
アイル ランドでは「じゃがいも」が主食、日本のご飯の感覚でじゃがいもが食卓に並ぶのだそうだ。
アイル ランド料理は、おいしいじゃがいも料理が満載である。
今回はマッシュポテトをホットクックで加熱して作ってみた。
「ホットクックとヘルシ オで作るしいたけコルカノン」
材料
◯じゃがいも 400g(2個)2~3cm角に切る
◯焦げ付き防止用の水 80ml
◯キャベツ 100g(2枚)大き目のざく切りにする
◯しいたけ 3個 薄切りにする
◯おろしニンニク 小さじ1
◯豆乳 50ml
◯乾燥タイム 小さじ1/4
◯コショウ 2~3ふり
◯塩 適量
◯アレンジとして好みで加えても↓↓
白ワイン 大さじ2、焼いたベーコン 60g、バター12gを加えて混ぜる
1)じゃがいもをホットクックで加熱する
ホットクックの内鍋に、じゃがいもを入れ、焦げ付き防止用の水を加える。
内鍋を本体にセットして加熱する。
ホットクック設定
自動メニュー(煮物2-3) ⇒ かぼちゃの煮物(20分) ⇒ スタート
2)ヘルシ オでキャベツを蒸す、しいたけを焼く
キャベツをよく洗ってから、カットする。
金属製のザルに、キャベツを広げ、角皿に置き、ヘルシ オの庫内上段に設置する。
ヘルシ オ設定
手動メニュー ⇒ ソフト蒸し90℃・6分 ⇒ スタート
キャベツはそのまま陸揚げ(おかあげ:ザルにいれたまま、そのまま冷ます)しておく。水にさらしてしまうと、甘味や風味がぬけてしまうので、そのまま放置する。
角皿にクッキングシートを敷いて、しいたけをならべる。
ヘルシ オの角皿を下段に設置する。
ヘルシ オ設定
まかせて調理 ⇒ 焼く(20分) ⇒ スタート
3)じゃがいもをマッシュする
1のホットクック加熱完了後、フタを開けてコショウをふり、おろしニンニク、乾燥タイム、豆乳を加える。
まぜ技ユニットを本体にセットして加熱する。
ホットクック設定
自動メニュー ⇒ ホワイトソース(10分) ⇒ スタート
4)完成
3のホットクックの加熱が完了したら、じゃがいもがマッシュされているか確認して、つぶれていない部分があればスプーンの背を使ってつぶす。
ホットクックの内鍋に2のキャベツとしいたけを加え、よく混ぜ合わせ、塩で味をととのえて完成。
マッシュパンプキンがうまくいった方法を使って、マッシュポテトがうまくいくかどうかやってみた。
マッシュパンプキンがおいしくできた↓↓
結果から申し上げると、マッシュポテトは仕上がりの味がいまひとつ、であった。
今回の結果から導き出されたことは以下の通りである。
おいしいホクホクなマッシュポテトを作るためのマッシュ操作の法則
- マッシュ操作(じゃがいもつぶす)は、自分でつぶす
- ホットクックでマッシュ操作をする場合は、「まぜ技ユニット」にまかせすぎない ⇒ 自動メニュー「ホワイトソースのコース(10分混ぜ)」は、やり過ぎ感があるので途中で止めた方が無難である
味が不評の理由はその食感の粘り気にある。
練った感じのマッシュポテトとなってしまった。
なぜマッシュポテトにネバりがでてしまったのか
おそらく、蒸しあがったじゃがいもをつぶす際、必要以上の力がかかってしまったことが原因と考えられる。
じゃがいもをホットクックの「自動メニュー⇒かぼちゃの煮物」で加熱すると、じゃがいものデンプンがすべて糊化(こか)している状態になる。
そこへ、ホットクックの「自動メニュー⇒ホワイトソース」で加熱をはじめると、「まぜ技ユニット」がかき混ぜ始める。
糊化したデンプンを持つじゃがいもは軟らかいため、「まぜ技ユニット」の力がかかるとマッシュされていく。
この「まぜ技ユニット」は、マッシュされているか、されていないかは関係なく、混ぜ合わせ続ける。
ゆえに、マッシュされたじゃがいもにも、大きな力をかけ、混ぜ続けることになる。
必要とする以上に大きな力をかけられたじゃがいもは、細胞の外側を包んでいる膜、細胞膜が破れ、糊化したデンプンが流出して、粘ってくる。
その結果、粘りのあるマッシュポテトになり、味が悪くなってしまったのではないだろうか。
よって、マッシュ操作は「ホットクックのまぜ技ユニットにまかせない」方が、味の仕上がりが良いのではないかという結論に至った。
糊化(こか)や粘りについて記載 ↓↓
マッシュポテトとは地味な食べ物ではあるが、日々飽くことなく食べ続けることができる食べ物は地味なくらいがちょうどいいと思っている。
簡単で地味な食べ物こそ、仕上がりがおいしくできれば、それで十分である。